tamura_meatもともと美味しさの優位性の高いといわれる但馬牛だが、肥育期間の短い肉ではその能力が十分には発揮できない。但馬牛は長く飼ってこそ和牛香が深まり、味に絶対的な差が出るものだという。また、長期肥育するほど肉の脂に含まれるオレイン酸が増加し、口溶けの良い肉に仕上がる 。但馬牛のオリンピック、「第4回全国但馬牛枝肉共進会」では、田村畜産の出品牛が雌の部の名誉賞 を受賞。44カ月齢まで飼い込んだ芸術品ともいえる名誉賞牛は、珠玉の味わいとして美食家たちの舌をうならせた。

 

田村正道さんは「牛は飼うものではなく、 愛情と汗の積み上げで創り上げるもだ」と語る。松阪牛、神戸牛よりも美味しい牛肉を目指し、心血を注いできた。良い肉をつくるために血統が重視されるが、同じ掛け合わせが多数ある中で、求められるのは素牛選びの目利きの力。素牛の体型は枝肉の仕上がりに影響し、皮膚、被毛が良いものは脂質、キメの良い肉になる。そして、一番大切なのは惜しみない愛情で牛の世話をすること。牛は食べるか寝るかの穏やかな生き物。細やかな心遣いで接すれば牛はゆったりと休むことができる。私は牛をただの経済動物とは思いません。自分で選んだ牛はまっとうに生かしたい。

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田村牛

どんなに成長が遅い牛、大きくならない牛でも、エサを食べられるうちは通常の牛と同じように32カ月まで飼い続けている。夢は牛を1マス1頭の個室でゆったりと肥育すること。これこそが究極の牛づくりであろう。

 

生産概要
農場 田村畜産
代表者 田村正道
生産地 鳥取県岩美郡岩美町
兵庫県美方郡新温泉町
品 種 黒毛和種、雌のみ
出荷月齢 兵庫県産35〜45カ月、鳥取県産32カ月以上
と畜場 東京食肉市場、神戸市中央卸売市場西部市場
ホームページ http://tamura-gyu.jp/farm/