日本初・子牛農家による銘柄牛
八重山郷里牛とは
石垣島や与那国島など沖縄の南西に位置する小さな島々を八重山諸島といいます。そこで生まれた子牛の中から、但馬牛の血統を継ぎ、長期肥育されためす牛を厳選して、八重山郷里牛として送り出しています。
通常の日本の肉牛流通においては、種付けして子牛が生まれるまでを担う子牛農家(=繁殖農家)と、子牛を市場で買って育て上げる肥育農家とに分かれており、全国の肥育農家のみが銘柄牛を送り出してきました。「八重山郷里牛」は日本で初めて子牛農家が生み出した銘柄牛です。(日本の牛肉の生産・流通についてはこちら)
–>通常の日本の肉牛流通においては、種付けして子牛が生まれるまでを担う子牛農家(=繁殖農家)と、子牛を市場で買って育て上げる肥育農家とに分かれており、全国の肥育農家のみが銘柄牛を送り出してきました。「八重山郷里牛」は日本で初めて子牛農家が生み出した銘柄牛です。
世界に誇る美しいサンゴ礁の海に囲まれた八重山諸島には、青々とした良質な牧草が一年中生い茂ります。牛にとって最も重要である良質な牧草をたっぷりと食べた子牛は、1頭1頭に生産履歴カルテを導入し、各地の肥育農家に託され、最上質で旨味のある和牛「八重山郷里牛」に育っていくのです。
和牛繁殖地・八重山諸島
日本の和牛職人の手で最上質和牛に
- ・繁殖母牛飼養頭数 R1.12月現在
八重山地区 17,956頭
沖縄県合計 43,386頭 - ・八重山家畜市場、黒島家畜市場へ出荷
- ・年間子牛取引頭数 R2.12月現在
八重山家畜市場 7,882頭
黒島家畜市場 870頭 - ・その95%が肥育素牛として県外へ移出
恵まれた自然環境
和牛の繁殖生産に最適
- ・亜熱帯特有の温暖な気候
- ・豊富な水資源
- ・世界有数の珊瑚礁で濾過された地下水
- ・ミネラル分が豊富な土壌
- ・良質な牧草を安定的に調達する事が可能
育種改良・系統造成
“八重山生まれ”の美味しさを裏付け
- ・菊谷照、丸菊照など食味に優位性の高い、資質系・但馬系の血統が充実
- ・産学連携による共同研究
- ・遺伝子解析を利用した育種改良
これまで子牛農家の方々は、自分たちが精魂こめて面倒をみた子牛が日本のどこで育ち、どのように消費者の口に入るのか、知る方法はありませんでした。子牛市場のセリで売買が成立した後、その先の流通過程に目を向けることが難しかったのです。今回日本で初めて自分たちの銘柄牛を生み出したことで、子牛は指定の肥育農家で八重山郷里牛として育てられ、どんなレストランでどのようにふるまわれるのかを知ることができました。お客様から生産者の顔がみえるということだけでなく、生産者がお客様の顔を見ることができる、画期的な仕組みとなったのです。
八重山郷里牛の生産者のみなさん
石垣島 東竹西牧場
東竹西 信行・祐子
地元で刈り取った栄養たっぷりの牧草を与え、我が子のように牛を可愛がっています。
地元で刈り取った栄養たっぷりの牧草を与え、我が子のように牛を可愛がっています。
石垣島 石垣畜産
石垣 英樹 英一・啓子
1頭1頭の個性を大事に、日頃から手をかけて牛を可愛がっています。
1頭1頭の個性を大事に、日頃から手をかけて牛を可愛がっています。
黒島 下地牧場
下地 太
島の草をたくさん食べさせ、広大な運動場でのびのびと自由に健康に。美味しいお肉になるよう、大切に心を込めています!
島の草をたくさん食べさせ、広大な運動場でのびのびと自由に健康に。美味しいお肉になるよう、大切に心を込めています!
石垣島きたうち牧場
上原 有希・大城 巧
病気に負けない強い子牛を育てるために日々、勉強。良いお肉になってもらえるよう一所懸命頑張ります。
病気に負けない強い子牛を育てるために日々、勉強。良いお肉になってもらえるよう一所懸命頑張ります。
石垣島 野底牧場
野底 昇太
子牛たちを幸せに育てています。広い放牧地を活用しながら自然に則した生産を行っています。
子牛たちを幸せに育てています。広い放牧地を活用しながら自然に則した生産を行っています。
与那国島 真嘉牧場
金城 信利・ゆかり
専業に徹することで、子牛と向き合うことに多くの時間を費やしています。
専業に徹することで、子牛と向き合うことに多くの時間を費やしています。