2015/06/25

「肉のダイエー」の真価を探る、系列牧場と自社PCで食のSPA化推進3

MD商品のデリカ化を推進、牛めし弁当やこだわり総菜開発

IMG_7481中食強化は変化するお客さまのライフスタイルに寄り添うための最重要課題の1つ。RTE、RTC、RTHのどの分野においても、働く女性、プレシニア、単身者をターゲットに『美味、健康、簡便』を切り口とした商品の充実を図り、売上構成比で5%増を計画する。

昨年は働く女性をターゲットに、そのライフスタイルに留意した『オーブン焼き』シリーズを発売したが、今期は団塊の世代をターゲットに、お酒と食事のシーンに寄り添って『おかず×おつまみ(おかつま)』になる商品を開発する。

このカテゴリーで最も力を入れているのが「お肉のサラダ」。MD商品を原料に、肉を主役としたサラダとしてプライムビーフローストビーフ、いきいき鶏むし鶏、イベリコ豚ローストポークなど、美味しさにこだわった食材を具材とし、生姜、にんにく、バジルなど食欲が増してお酒にも合う味付けの商品を充実させた。

浦野浩治郎商品統括兼食品商品本部長

「これらの施策により、高鮮度感、高密度感、高品質感のある売り場を構築するとともに、積極的に料理提案も行う。多様化したライフスタイルにどう提案していくのか。要所、要所でお客さまの声を拾えるコーナーが必要で、いちかわコルトンプラザ店ではさつま姫牛ショップや鮮魚の対面型サークル二加え、レシピ提案からお客様の食事相談にも対応するキッチンサポートコーナー『dai-docorro』を導入した。

スーパーマーケットはセルフが基本だが、効率化も強弱をつけながら進めることが大事」。ダイエーとして強みを発揮できる分野を特化しつつ、都市型SMのフォーマット確立をめざす方針」(浦野本部長)。

コラム一覧へ